元大企業オーナーの娘で、誰もが羨む美貌の令嬢、九条院百合は、両親の借金のカタに国際人体売買シンジケートに顔面を奪われ、見るも無残な容姿に堕とされていた。一つずつ、失ったパーツを取り戻してきた百合。残るは「口」のみだ。オークションで落札したのは、百合の中学時代の同級生、桐生葉月。子供の頃から女優になる夢を持っていた葉月だったが、歪んだ口を弄られ、学生当時はいじめられていた。百合の口を手に入れ念願の女優の道を歩む葉月から、百合は口を奪い返し、再び美貌を手にできるのか！？　　シリーズ「失われた顔を求めて」編、最終話！

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