この世界でも最強の部類、アンタッチャブルとされる存在、“七罪の王【セブンス・ロード】”。俺はその内の一人、“怠惰の王【ロード・オブ・スロース】”だ。 その名のとおり日々安穏に暮らすのが夢な俺だったが、禁忌とされる闇属性の地位向上のためにと、再び冒険者になった。もちろん、目標達成はあくまでもマイペースに、だ。なにせ俺は不死だ。時間はたっぷりある。 しかし、冒険を再開していくらも経っていないのに、占星十二宮【アストロロジカル・サイン】などという世界征服を企む組織の陰謀を阻止するハメになり、その後も何故かやたらと働いている気がする。 聞けば、大きな事件にはことごとく、昔の仲間ーー“強欲の王【ロード・オブ・グリード】”でもあるタマモが関わっているという。 「あの馬鹿……今度会ったら、泣くまでボコってやる!」 紙装甲ですぐ死ぬ主人公（ただしすぐに復活する不死属性持ち）と実は武闘派の無表情毒舌美少女メイドが、禁忌とされ嫌われている闇属性の地位向上と安息の地を求めて冒険を繰り広げる、ドタバタ異世界ファンタジー第二弾！

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