最新刊
星の文化史事典
(2016/08/05)星好きは大変である。観測は気象条件に大きく左右される。春先はまだ朝晩は寒いし、曇りや雨なら天体は厚い雲の彼方で何も見えない……。でも、天空の味わい方はそれだけではない。天文学がある。ここでは「てんぶんがく」と読んでみよう。世界各地の星に関わる伝承や物語のこと。たとえば、春の夜空に輝く「春の大三角」のひとつ、うしかい座にはどのような話が伝わっているのか。ギリシアで誕生した最も古い星座のひとつで、「鋤や牛を使って畑を耕す人」の意味をもつという。また、葡萄の収穫時期を知るのに用いられたという言い伝えも残されている。日本では、うしかい座の主星アルクトゥールスを、麦が実る頃に見えるので麦星、鯛がよくとれる時期に見えるので魚島星などとも呼ぶ。ひとつの星や星座にもさまざまな云われがあり、地域によって何が大切にされているかがわかる。いわゆる八十八星座はあくまでも西洋の想像力の産物。日本だけでなく、インドや中国、南北アメリカなど、天空への見方は一様ではない。星や星座のほか、月や太陽、流れ星や天の川に対して、私たち人類はどんな物語を紡いできたのか。ジャンルの垣根を越えた約1700項目収録。図版多数掲載。索引も充実。雨の日も心おきなく星の世界を満喫できる一冊。
この著者の作品0
0
白水社の作品12
12
注目の新刊予報4
4
冒険者をクビになったので、錬金術師として出直します! ~辺境開拓? よし、俺に任せとけ!
(佐々木さざめき/おだやか/獅子唐/あれっくす / スクウェア・エニックス)冒険者をクビになったので、錬金術師として出直します! 〜辺境開拓? よし、俺に任せとけ! 11巻(2025年07月07日)
次巻の発売日:8月6日
チェンソーマン
(藤本タツキ / 集英社)チェンソーマン 21(2025年07月04日)
次巻の発売日:11月4日 ~ 2027年2月4日
落ちこぼれだった兄が実は最強 ~史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する~
(村上よしゆき/茨木野/あるてら / 講談社)落ちこぼれだった兄が実は最強 〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜(13)(2025年07月09日)
次巻の発売日:11月9日 ~ 12月9日
育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる
(黒おーじ/たかはし慶行/teffish / スクウェア・エニックス)次巻の発売日:12月7日 ~ 2026年2月7日
人気の作品8
8