各界の第一人者が自身の半生を語り、その時々の世相も浮き彫りにしてきた読売新聞のインタビューシリーズ「時代の証言者」。電子書籍第１弾では、巨悪を追及する「鬼検事」から福祉の“伝道師”に転身した堀田力氏が、社会正義の実現に向けて信念を貫き通した60年を振り返る（2022年4月〜5月掲載）。 田中角栄元被告らによる「首相の犯罪」を暴いたロッキード事件では、時の三木武夫首相との息詰まる神経戦や、日米の司法制度の狭間で、針の穴を通すように立件にこぎつけた舞台裏を生々しく回顧。退官後、福祉推進の非営利組織（ＮＰＯ）を設立して、有償ボランティア普及や介護保険制度創設、ボランティア教育などに情熱を捧げた日々の記憶をたどりながら、「地域共生」「人間開花」社会実現への思いを語る。

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